写真 上
  Cymbidiumの地植え6年。
   
     オオタニワタリと同じようにCymbidiumの大株の葉は、
     中心部が展開して枯れ葉を受け取るようになる。
     ここにSUGOI-ne2号ゴールドをポロポロ入れる。
     これで、Cymbidiumの枯れ葉の炭素循環は完成。
     これをラン菌が分解する。


 写真 上
  セロジネ SUGOI-ne2号ゴールド 大株作り。

   オオタニワタリと同じように花が終った後に、
   バルブとバルブの間に枯れ葉の代わりに、
   SUGOI-ne2号ゴールドをポロポロ入れる。
   着生ランの枯れ落ち葉の炭素循環を再現したもの。

   江尻先生は昨年の東京ドームの蘭展で、
   セロジネの大株つくりで最高賞に輝いたが、
   どんな栽培法で作ったのか解からないが、
   SUGOI-ne2号ゴールドでオオタニワタリと同じように
   すれば・・・・セロジネ、着生ランの大株作りは、
   無造作に成功する。
は葉の中心に溜まった枯れ落ち葉。

 オオタニワタリ。
  葉は広く展開し、多くの光、雨を受け取ることが
  出来る。
  しかし、この形態は、それだけではない!
  中心にジョウゴのように巨木などの枯れ落ち葉を
  集められるように出来ている。
ラン科植物が生き続けるために多くの前例として模倣した羊歯植物。
着生ランは特別なランではない!
その生きる術のほとんどは、億年前に羊歯植物によって開発済みの技術である。

地球上の植物。
海の中で生まれた植物は、陸上に上がるとき、紫外線と乾燥が最も大きな問題であったが、当然エネルギー、養分の問題も浮上した。
より多く、安定したものを得るにはどうすればよいか。
コケの形態で上陸し、葉緑素で光合成を行い、雨水に含まれる稲妻が合成する尿素を
窒素源、岩石からその他の要素を調達する。
これで植物の必須元素は調達可能となった。
その次に生まれたのが羊歯植物。
コケと比較するとその生体は巨大。
より多くのエネルギーと養分を調達しなければならない。
その羊歯の仲間で植物進化の中で巨木の進化に適合した進化を行ったオオタニワタリ。
巨木に着生。
巨木に着生するメリットは何か?
巨木が生産する枯れ落ち葉を他の植物と競争しないで調達できる!
右写真参照。

この枯れ落ち葉を分解する材木腐朽菌をオオタニワタリは飼育している!
この枯れ落ち葉のリグニン、セルロースが材木腐朽菌によって、
徐々に分解され炭素化合物の糖、糖質と成る。
熱帯雨林の森は巨木が支配者。
巨木に着生しているオオタニワタリは巨木がこぼした光しか得ることが出来ない。
充分な光合成が出来るとは限らない!
足りない澱粉は、糖はどこから調達する??
それを解決したのが葉の中心に溜まった枯れ落ち葉のリグニン、セルロース。
しかし、これをオオタニワタリが分解することは出来ない。
微生物の力を利用する。
微生物にも多くの種類がある。
枯れ葉のリグニン、セルロースを分解できる菌出なければならない。
材木腐朽菌。
これを、利用すればよい。
樹上における枯れ葉の材木腐朽菌による炭素循環である。
光合成による炭酸ガスに含まれる炭素と、
以前の光合成で作られた炭素化合物・・・・
枯れ葉という廃棄物内に含む炭素化合物を材木腐朽菌に分解させ糖、糖質を得る方法である。
携帯電話の廃棄物から「金」を得るのと同じ発送である。
都市の鉱山と同じ意味。
植物がつくる膨大な枯れ葉こそ、膨大なエネルギーである。
それを植物は捨てなかった!
エネルギーの循環と再生である。
石油も石炭も地下に溜まった炭素。
地表は枯れ落ち葉である。
だから・・・日本も数十年前は、木の葉を集めて、ご飯を炊いた!
それでも生活してきたのである。

ランの着生ランは・・・・これを真似たのである。
貧しいのであるが、自生地では、これで繁殖もし、花も毎年咲かせ種子を稔らせる。
真に・・・自然の法則に無駄はない。
誰も肥料など与えない!


こういう赤貧の環境でも生きられるように進化したのが着生植物である。
だからこそ、カトレアもデンドロもコチョウランも・・・赤貧の水ゴケでつくれるのである!
ランは水ゴケでつくれる!
SUGOI-ne栽培など・・・しなくともランは作れる!
ラン菌などいなくともランは作れる!
これまでも作ってきたではないか!

しかし、現在のラ菌削除のラン栽培で、
自生地を再生、再現できないではないか!
この問題である。
水ゴケで自生地を再生できるか?
軽石で自生地を再生できるか?

この問題を削除したまま、自生地というのは、自生地からのラン株の採集というのは、
異郷の地での愛好者の為の株の供給地である。
供給地にランがなくなれば・・・ハイ・・・ソレマデヨ・・・である。
つまり自生地というのは愛好者の一方的な収奪の地である!
この一方的な・・・というところが問題なのである。
昔、朱鷺もそうだった!
美しい羽を持つ鳥だけに・・・人間から狙われた。
そして絶種。
そして今・・・・ようやく再生。
膨大な時間と経費と努力を要した。
今、ウナギが問題になった。
今後、どうなるか。
ウナギも・・・一方的な・・・・収奪。
完全養殖の技術が早急に確立しないと・・・・
現在も水ゴケ栽培のランが多い。
その水ゴケさえも・・・非常に少なくなって、価格高騰。
水ゴケもウナギと同じ様相。
しかし、愛好の世界では、こんな問題は無視。
本当は、トウキョウドームのラン展で、こういうことを啓蒙するのがスジというもの。
しかし、原種愛好を奨励するような感じ。
水ゴケ栽培が講習会で行われる。
ランの本当のことを展覧するのが蘭展でのあるべき姿と思うのだが。
水ゴケでのラン栽培約200年。この歴史はラン枯死の歴史でもある!
しかし水ゴケ栽培には、自生地のような枯れ落ち葉がない!
炭素源の糖、糖質がない!
それを・・・肥料で作ろうとする。
肥料には糖、糖質がない。
ここが致命的な欠陥である。
これは、水ゴケに限らずバークでも、軽石でも、杉皮でも、ヘゴでも同じ。
ラン菌(材木腐朽菌)のことが想定されていないからである。
ランが光独立自養植物だと断定しているからである。
ランが菌根植物であることを忘れているいるからである。








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着生植物の炭素循環

   オオタニワタリで説明